世界を救うために奮闘するお話
第一章
「ああ〜!
もう、この話聞き飽きましたわッ!!
何回同じ話をすれば気が済むの?!
耳にタコができてしまいますっ!!」
顎の辺りまでに切り揃えられた黒髪に
金の大きな澄んだ瞳を持つ
年頃の女の子が机に突っ伏した。
そりゃそうだ。
18才の年頃の女の子が毎日のように聞かされている、自分の家の習わし。
学生時代にも授業で何回もやって
教科書にライン引きまくった思い出。
このくらいの周りの子はみんな社交界や
好きな男の子の話や、かわいいものの話で
盛り上がるのが常である。
「おじょー様!? はしたないですよ!
言葉遣いもお気をつけくださいっ!!
あなた様は由緒正しき
メリディ国の王族の
姫殿下リコット様で
あらせられるんですよ!!」
と、わたくしの専属街女のマチルダが
嗜める。
もう、この話聞き飽きましたわッ!!
何回同じ話をすれば気が済むの?!
耳にタコができてしまいますっ!!」
顎の辺りまでに切り揃えられた黒髪に
金の大きな澄んだ瞳を持つ
年頃の女の子が机に突っ伏した。
そりゃそうだ。
18才の年頃の女の子が毎日のように聞かされている、自分の家の習わし。
学生時代にも授業で何回もやって
教科書にライン引きまくった思い出。
このくらいの周りの子はみんな社交界や
好きな男の子の話や、かわいいものの話で
盛り上がるのが常である。
「おじょー様!? はしたないですよ!
言葉遣いもお気をつけくださいっ!!
あなた様は由緒正しき
メリディ国の王族の
姫殿下リコット様で
あらせられるんですよ!!」
と、わたくしの専属街女のマチルダが
嗜める。