世界を救うために奮闘するお話
ルキアスの登場に
全員が片膝を立て頭を下げて出迎える。

ルシウスと良く似た容姿のルキアスが
こちらに早足で向かってきていて
その1歩後ろにリアムが仕えている。

「遅れてすまぬ。
先急ぎの用事が立て込んでいてな。
あと、この集まりは公式行事では
ないため表を上げ楽にせよ。
その方が余も気が楽だ。
んで、ルーシアこれは一体何をするのだ?」

ルキアスの言葉で
皆は顔を上げ合流するのを待っている。

すると、ルキアスのすぐ後ろに仕えている
リアムがリチャードとリコットを見てウィンクした。2人の父リーベンが咳払いしてリアムを嗜めた。すると、リアムはリーベンにもウィンクしてあっかんべーと舌を出した。

リチャードは下を向いて笑いを堪え
リコットも笑いを必死で耐えていた。

リアムお姉様って本当いつもおもしろいわ。

そうやってる間にルキアスとリアムが合流する。そこでルーシアが口を開いた。

「ルキアス兄上、お忙しいのに
お呼びたてして申し訳ありません。
また、皆様にもお集まり頂き感謝致します。」
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