世界を救うために奮闘するお話

夜会にて ピーチパティ目線

待ちに待った日がやっときたわ、、!!
今日のためにずっと準備してきた。

私はもっと幸せにならなきゃ
いけない人なのよ。

あの忌まわしき、戦争のおかげで
あの高貴な方のお力のおかげで
我が家に伝わるあの魔法のおかげで
我が家は貴族になれたのだと。
お父様が教えてくれたわ。

ブライト家は男爵だが爵位を得るまでは商人の家系だった。今の世でも財に恵まれた一族だった。なので、小さい頃から蝶よ花よと育てられ何一つ不自由のない生活を送って来たのだが
心の中はいつも霧がかって晴れる事はなかった。

スタイルだって美貌だって
誰にも負けないはずだと思っていたのに!!

オーネスに留学した時に
とんでもなく目障りな女がいた。
黒い髪に金色の瞳。

むかつくくらい品があり
腹立つほどに美しい。冷たい雰囲気を纏った。
魔法使いの国メリディの姫。
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