世界を救うために奮闘するお話
「お2方なら大丈夫であろう。
世代交代はしたものの、まだまだ
健在で現役バリバリだ。上級魔族が来たとて
問題ない。」
と、ルシウスが、ローハンに安心するようにと
声をかけると

リチャードも同調するように頷いた。

リーベンもイーハンも
ルシウスが言うように本当にまだまだ現役なのだ。ただ、あの忌まわしき『通り道』は、この世界のあらゆる小競り合いがお遊びに思える程の戦場であった。

故に、常に若く体力がありあまる世代が指揮を取り先導するのが習わしであったのだ。それを考えると、2人は少し年を重ねた。
それだけの問題である。

ローハンも2人の実力は良くわかっているので
頷き、ふっと苦笑すると

「はぁ、こんな夜会
なんの意味があるのですか?
俺は向こう(戦場)のが、まだマシです」
と、項垂れて見せると

ルシウスとリチャードも

「「だよな、、、」」と
同じタイミングで即答したので

3人でクスリと笑った。
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