微妙にHではない恋愛@異文化交流物語・魔法の恋の行方シリーズ7・アラゴンとアクア
「もっと、魔力をのせて、
破壊力をあげなくては、ダメだ」

魔力のパワー、筋肉量では、
魔族にはかなわないのだ。
弓は、フェアリー領のお家芸なのだが、ここでは通用しない・・・のがわかった。

「アンタは記録係をやれ」
すぐ、紙ばさみを、子鬼が差し出したので、アクアは受け取った。

アラゴンの檄(げき)は続く。

「お前ら、合格ラインは5枚だ。
できなかったら・・・わかっているな」

そう言ってから、
アラゴンはにらみを効かせた。

生徒たちは、ペアになり矢を射る。
アクアは紙ばさみを持って、
生徒たちの間を走り回った。

ビュンッ、ビュンッ

「よしっ、タイムアウトだ」

ドン

アラゴンが、大鎌の柄を石に打ち付けた。
「記録は?どうなっている?」

「一人を除き、5枚貫通しています」
アクアは紙ばさみを確認して、
報告した。

「できなかった奴は、だれだ?」
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