微妙にHではない恋愛@異文化交流物語・魔法の恋の行方シリーズ7・アラゴンとアクア
「同性の使い魔なら、
雑用全般、まずこきつかわれるわね。
異性の使い魔なら、Hもコミだから相性が良ければ、<つがい>になるケースも多いわ。

そうなると、立場が逆転して
どっちが使い魔か、わからなくなるけど」

<つがい>って、夫婦になること・・・
アクアは考えていた。

イリスは何か思い出したように
「これは、内緒の情報よ。
使い魔は、主人の一番身近な存在になるから、
主人の弱み、弱点を知ることもできるの。
それで、主人と取引するのよ。」

「取引って・・・?」

「魔族は自分の弱点を知られるのを、ものすごく恐れるから」

イリスは<これはお得情報>とばかりに、アクアの耳元で、ささやいた。

「使い魔契約を、解除させるためにお前の弱点を魔族SNSで、
拡散してバラスぞってね。
脅すのよねぇ・・・」

「弱点ですか・・」
アクアは考え深げに言い、その反応にイリスは、楽し気に言った。

「だから、機密保持が面倒くさいから、使い魔を持たない魔族もいるし
でもぉ・・・
アラゴン先生が、あなたを使い魔にするって言ったから、結構、気にしているのかも」
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