微妙にHではない恋愛@異文化交流物語・魔法の恋の行方シリーズ7・アラゴンとアクア
「わたしが、すごくできないから・・です」
アクアはしみじみと言った。

もし、私が、
アラゴン先生の使い魔になったら・・・・

「いってらっしゃいませ。
ご主人様。
今日の夕食はどうなさいますか?」

「今日は早く帰ってくる。
うちで飯を食う」
アラゴンは偉そうに言った。

「それでは支度をして、お待ちしております。」
アクアは頭を下げた。

アラゴンのルビーレッドの瞳が
細められた。
「おいっ、忘れていないか?」

「はぃ?何か?」
「いってらっしゃいませの、
チューだろうが!!」

アラゴンはそう言って、大鎌の柄を床にドンと打ち付けた。
「あああああ、はいぃ・・」

アクアはつま先立ちして、
アラゴンのほっぺたに、軽く唇を触れた。

「ちゃうぞっ!!!!」
アクアはいきなり、手首をつかまれ壁ドン状態にされた。

「魔族のチューはなぁ・・」
ああ、アラゴン先生が迫ってくる。
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