微妙にHではない恋愛@異文化交流物語・魔法の恋の行方シリーズ7・アラゴンとアクア
大アラゴンは、グラスを片手に掲げて
「お前の酒の趣味はいい」
グラスに酒をついで、グイッと飲み干した。

「くそぉ・・!」
オヤジである大アラゴンの魔力は強いので、息子は逆らえないのだ。

「そう言えば、おまえんとこ、
フェアリーの娘が来ているだろう。どんな感じか?」

「別に、体力もねーし、
サキュバスほどの色気はねーし、
イリスの授業見学でぶっ倒れた。」

アラゴンは、ふてくされて、
肩をすくめるジェスチャーをした。
「異文化交流なんて、とんでもねぇぜ。
もともと無理だし」

それを聞いて、
大アラゴンは大きくうなずいた。
「おまえも、フェアリーランドプロジェクトに協力しろ」

「なんだ?それ?」
アラゴンは首をかしげた。

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