微妙にHではない恋愛@異文化交流物語・魔法の恋の行方シリーズ7・アラゴンとアクア
大アラゴンは、ニンマリと笑って、
アラゴンに問うた。

「さて、戦術の基本は?」
「情報だ」
アラゴンは即答した。

「では、お前が情報を取れ」
「はぁ・・?」
「フェアリーに一番近いのは、
今の所、お前しかいない。
しかも領主の娘だし」

大アラゴンは、楽しそうに、
しかし、その金色の瞳は挑戦的だ。

「フェアリー領なら、簡単にひねれるが、
あいつらが、どっかの国と同盟を結んでいるとやっかいだ。
特に、パワー系の獣人国の奴らとかな。
だから、そのへんの動きを探れ」

話が、面倒くさいほうに転がりだしたので、アラゴンは予防線を張った。

「うーーーーん、俺は、
諜報活動は苦手なのだが」
アラゴンは、苦しそうに言い訳をした。

相手が男系なら、ハニートラップで、サキュバスを差し向けるのもいいが、
あのアクアが相手となると・・・・何が有効なのか?

少女のように可憐で、
触れたら、崩れ落ちそうなほど、はかない印象だ。
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