微妙にHではない恋愛@異文化交流物語・魔法の恋の行方シリーズ7・アラゴンとアクア
イリスの商売の話
「アラゴン先生・・?アラゴン先生」
フワァ・・・・・
トレーニングセンターの自分の部屋で、アラゴンは爆睡していた。
「うん・・・」
「今日の授業なんですけど・・・」
アラゴンは寝ぼけ眼(まなこ)で、グシグシと目をこすった。
バシッ
「うぇっつ」
アラゴンは思わず、のけぞった。
サキュバスのイリスが、
ピンヒール、網タイツの片足を、ローテーブルにあげて、
ソファーで寝転がっている、アラゴンに向けて、鞭をぺシぺシ、
手の平で叩いて威嚇している。
その隣に、アクアが立っていた。
いつもの黒のパンツスーツ、髪も束ねている。
「うーーーー」
「アラゴン先生を起こす時は、
こうしないとだめよ。アクアちゃん」
イリスはニンマリ笑って、アクアを見た。
アラゴンは、よだれが垂れている、自分の口をシャツのそでで
ぬぐいながら、
「あーーーーーーー」
「先生、お疲れのようですね」
アクアは目をほそめて、心配げにアラゴンを覗き込んだ。
「どうせ、夜遊びしていたんだから、心配することないわ」
イリスは、フンと鼻息を荒くした。
「ねぇ、それより、アクアちゃん、これなんだけど」