微妙にHではない恋愛@異文化交流物語・魔法の恋の行方シリーズ7・アラゴンとアクア
アクアは、イリスの流暢な説明に、戸惑い気味に言った。
「その、よくわからないので・・」

「イリス、面倒をみてやれ」
アラゴンは、<俺は関係ねぇ>と言う風に、ぶっきらぼうに言った。

「ええ、でも、アラゴン先生、
実習の時には来てくださいね。
師範をする時に、アラゴン先生
相手だと、気持ちアップするから」

イリスは、妖艶に微笑んだ。
「仕事と、私情を混ぜるな」
アラゴンは、煙をイリスに向かって、吹きかけた。

「じゃぁ、アクア、こっちに来てね」
「はい・・・」
イリスは、ふふっと笑って、
アラゴンをちらりと見た。

「覚えておくといいわ、
酒とたばこは、精気の品質を悪くするってこと」
「フン」
アラゴンは、その言葉を無視した。
オヤジも相当に吸っているが、
あいつの精気は、燻製だろう、
そう思った。

それから、
1時間くらいした後だった。
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