朝なけに
「修司さん、真湖さんと付き合って…」
いや、そうではないのか。
キスはしていたけど、そうではないのかもしれない。
「俺は昔も今も、真湖とは付き合ってないよ」
付き合ってないなら、二人の関係はなに?
これもセフレのようなものなの?
でも、修司さんは一夜さんの部下で、その弟の中さんが真湖さんを好きな事だって知ってて。
「中の事なんてこれっぽっちも好きじゃないから、安心して」
隣から聞こえた声に、なんだか体が凍りついたように動けなくなる。
「友達としては中の事は好きだけど。
それも、どうだろ?
何処まで中から聞いてるのか知らないけど、私は中の事を利用していて。
それは友達じゃないよね?」
中さんの事を、利用している…。
真湖さん本人と思うその女性は、ハッキリとそう言葉にした。
体の奥底から、ふつふつと怒りが沸き上がって来るけど。
この人は中さんの好きな女性で。
私がこの人に文句を言う権利なんてない。
「さっきから、私が中の事を好きなら身を引くとか、中には自分よりも私と幸せになって欲しいとか、聞いてて思わず笑っちゃいそうだった」
そう言うけど、真湖さんは笑うと言うより怒っているように見える。
感情を圧し殺したように、淡々と話しているけど。
「あなたは、身を引いた後どうするの?
一人で泣いて過ごすの?」
中さんから身を引いた後、私はどうするのだろうか?
そこまで具体的に考えてないってか、そんなの分からない。
いや、そうではないのか。
キスはしていたけど、そうではないのかもしれない。
「俺は昔も今も、真湖とは付き合ってないよ」
付き合ってないなら、二人の関係はなに?
これもセフレのようなものなの?
でも、修司さんは一夜さんの部下で、その弟の中さんが真湖さんを好きな事だって知ってて。
「中の事なんてこれっぽっちも好きじゃないから、安心して」
隣から聞こえた声に、なんだか体が凍りついたように動けなくなる。
「友達としては中の事は好きだけど。
それも、どうだろ?
何処まで中から聞いてるのか知らないけど、私は中の事を利用していて。
それは友達じゃないよね?」
中さんの事を、利用している…。
真湖さん本人と思うその女性は、ハッキリとそう言葉にした。
体の奥底から、ふつふつと怒りが沸き上がって来るけど。
この人は中さんの好きな女性で。
私がこの人に文句を言う権利なんてない。
「さっきから、私が中の事を好きなら身を引くとか、中には自分よりも私と幸せになって欲しいとか、聞いてて思わず笑っちゃいそうだった」
そう言うけど、真湖さんは笑うと言うより怒っているように見える。
感情を圧し殺したように、淡々と話しているけど。
「あなたは、身を引いた後どうするの?
一人で泣いて過ごすの?」
中さんから身を引いた後、私はどうするのだろうか?
そこまで具体的に考えてないってか、そんなの分からない。