朝なけに
更衣室で涙が収まって来ると、私服へと着替えを済ませる。
着替えながら、中さんともう終わったのだからこのお店を辞めようかな、と思った。
勿論、あのバーでの飲み代は必ず返すつもりだけど。
千里さんに会ったら中さんを思い出すから、
中さんと関わりのある人のお店で働く事が辛い。
けど、こういった夜のお店じゃないと返せない金額だから、
他のお店に移らないと。
全て正直に千里さんに話して、このお店を辞めさせて貰おう!
どうせ遅かれ早かれ、中さんか照さんから夕べの事を千里さんも聞くだろうし。
善は急げ。
更衣室の扉を開けると、千里さんがすぐ近くに居て。
ちょうど良かった、と思う。
「あ、あの千里さん、少しお話が」
「いいから来い」
腕を掴まれる。
「来いって何処に?」
「お前に指名だ」
私に指名?
え、今日はもう働かなくていいんじゃ?
それに、もうドレスを脱いだし。
「あの、千里さん?
指名って…?」
そう問う私を無視して、半ば引きずるようにフロアに連れて行く。
着替えながら、中さんともう終わったのだからこのお店を辞めようかな、と思った。
勿論、あのバーでの飲み代は必ず返すつもりだけど。
千里さんに会ったら中さんを思い出すから、
中さんと関わりのある人のお店で働く事が辛い。
けど、こういった夜のお店じゃないと返せない金額だから、
他のお店に移らないと。
全て正直に千里さんに話して、このお店を辞めさせて貰おう!
どうせ遅かれ早かれ、中さんか照さんから夕べの事を千里さんも聞くだろうし。
善は急げ。
更衣室の扉を開けると、千里さんがすぐ近くに居て。
ちょうど良かった、と思う。
「あ、あの千里さん、少しお話が」
「いいから来い」
腕を掴まれる。
「来いって何処に?」
「お前に指名だ」
私に指名?
え、今日はもう働かなくていいんじゃ?
それに、もうドレスを脱いだし。
「あの、千里さん?
指名って…?」
そう問う私を無視して、半ば引きずるようにフロアに連れて行く。