朝なけに
「なんかさ、萌香が言うには、葵衣ちゃんが俺に気があるっぽくて、それで俺が萌香と仲良くしてるのが気に入らないんじゃないかって。
本当に?」
「え?」
その気に入らないってのは、私がそれで萌香に?
いや、私は久保田君の事なんてなんとも思ってないし。
それに、萌香は私がそうなのを分かっているだろう。
てか、久保田君は萌香を好きみたいだったし…。
「萌香が俺に言うんだよ。葵衣ちゃんと付き合ってあげたら?って。
まあ、葵衣ちゃん可愛いし、それで二人が仲直りするなら、俺は別にいいけど」
「ちょっと待って!
私別に、久保田君の事好きじゃない」
「いや。恥ずかしいのは分かるけど。
そこから否定されると、話進まないから」
「え、いや…」
「葵衣ちゃん、田舎から出て来て。
やっぱり彼氏とか居ないの寂しいもんね。
実は、前から葵衣ちゃんが俺を気にして見ていたの気付いてたんだけど。
勘違いだったら嫌だから、言わなかったんだけど」
目の前のこの人は一体何を言っているのだろうか?
そもそも、萌香はなんで久保田君にあることない事を言っているのか?
いや、ない事ばっかだし。
もしかしたら、これは萌香からの私に対しての嫌がらせ?
久保田君の感じだと、私に彼氏が居る事を知らないみたいだから、
萌香もそうで。
私と中さんが付き合っている事を知らなくて、こうやって久保田君と私と引っ付けてしまおうと…。
それは、私と中さんが付き合わないように、だろうか…。
それは、前迄私が思っていた、中さんが半グレとかで悪い人だから私を心配してとかじゃなくて。
中さんのようなイケメンと私が付き合ったり仲良くなる事が、萌香は気に入らないのだろう。
「久保田!私彼氏居るの!
凄く凄く大好きでたまらない彼氏が!」
私がそう言い切ると、久保田君はキョトンとしている。
「え、葵衣ちゃんフリーで俺の事を好きだって萌香が」
「だから、それは萌香の嘘だよ!」
萌香の嘘。
なんだか、なんでそんな嘘付くのと、腹が立って来た。
本当に?」
「え?」
その気に入らないってのは、私がそれで萌香に?
いや、私は久保田君の事なんてなんとも思ってないし。
それに、萌香は私がそうなのを分かっているだろう。
てか、久保田君は萌香を好きみたいだったし…。
「萌香が俺に言うんだよ。葵衣ちゃんと付き合ってあげたら?って。
まあ、葵衣ちゃん可愛いし、それで二人が仲直りするなら、俺は別にいいけど」
「ちょっと待って!
私別に、久保田君の事好きじゃない」
「いや。恥ずかしいのは分かるけど。
そこから否定されると、話進まないから」
「え、いや…」
「葵衣ちゃん、田舎から出て来て。
やっぱり彼氏とか居ないの寂しいもんね。
実は、前から葵衣ちゃんが俺を気にして見ていたの気付いてたんだけど。
勘違いだったら嫌だから、言わなかったんだけど」
目の前のこの人は一体何を言っているのだろうか?
そもそも、萌香はなんで久保田君にあることない事を言っているのか?
いや、ない事ばっかだし。
もしかしたら、これは萌香からの私に対しての嫌がらせ?
久保田君の感じだと、私に彼氏が居る事を知らないみたいだから、
萌香もそうで。
私と中さんが付き合っている事を知らなくて、こうやって久保田君と私と引っ付けてしまおうと…。
それは、私と中さんが付き合わないように、だろうか…。
それは、前迄私が思っていた、中さんが半グレとかで悪い人だから私を心配してとかじゃなくて。
中さんのようなイケメンと私が付き合ったり仲良くなる事が、萌香は気に入らないのだろう。
「久保田!私彼氏居るの!
凄く凄く大好きでたまらない彼氏が!」
私がそう言い切ると、久保田君はキョトンとしている。
「え、葵衣ちゃんフリーで俺の事を好きだって萌香が」
「だから、それは萌香の嘘だよ!」
萌香の嘘。
なんだか、なんでそんな嘘付くのと、腹が立って来た。