朝なけに
「ごめんなさい…」
謝ってはみるけど。
何に対して謝っているのか、自分でもよく分からない。
「てか、葵衣はサークルどうするの?
こないだ一緒に見学行ったテニスサークルにする?」
不機嫌なまま、そう話し掛けてはくれる。
テニスサークル…。
そういえば、そのテニスサークルの飲み会に誘われてあの日萌香とS町の歓楽街近くを歩いていて、カズ君に声を掛けられた。
だから、そのテニスサークルの飲み会には行かなかったんだけど。
「私はサークルはやっぱり入らないかな。
昨日、幼なじみの文人とLINEでその話題になったんだけど、
都会の大学のサークルとか、ヤリサー?だったかな?
そんな感じで怪しいのがあるから、下手に入るなって言われて。
ほら?最近、W大学のサークルもそんな感じでニュースになってた――」
「うざっ」
萌香は私の話を遮るようにそう言うと、パスタの載ったトレイを持ち、他の席へと移って行った。
完全に萌香を怒らせたみたいだな。
後を追いかけて謝っても、許してくれないだろうな。
前に一緒のサークルに入ろうとは萌香に言われていてそれに頷いていたのに。
それを、やっぱり入らないとか。
そりゃあ、萌香も怒るか。
謝ってはみるけど。
何に対して謝っているのか、自分でもよく分からない。
「てか、葵衣はサークルどうするの?
こないだ一緒に見学行ったテニスサークルにする?」
不機嫌なまま、そう話し掛けてはくれる。
テニスサークル…。
そういえば、そのテニスサークルの飲み会に誘われてあの日萌香とS町の歓楽街近くを歩いていて、カズ君に声を掛けられた。
だから、そのテニスサークルの飲み会には行かなかったんだけど。
「私はサークルはやっぱり入らないかな。
昨日、幼なじみの文人とLINEでその話題になったんだけど、
都会の大学のサークルとか、ヤリサー?だったかな?
そんな感じで怪しいのがあるから、下手に入るなって言われて。
ほら?最近、W大学のサークルもそんな感じでニュースになってた――」
「うざっ」
萌香は私の話を遮るようにそう言うと、パスタの載ったトレイを持ち、他の席へと移って行った。
完全に萌香を怒らせたみたいだな。
後を追いかけて謝っても、許してくれないだろうな。
前に一緒のサークルに入ろうとは萌香に言われていてそれに頷いていたのに。
それを、やっぱり入らないとか。
そりゃあ、萌香も怒るか。