朝なけに
中さんに行き先を任せる形で、二人で電車に乗る。
都会の街を歩くなら車よりも電車の方が動きやすいだろうと。
私も中さんもICカードで乗ってるから、何処で降りても自由だから、適当に降りると言われている。
日曜日の昼前でラッシュではないけど、電車の中はそこそこ人が居て。
私と中さんは扉付近に立っている。
こうやって改めて見ると、中さんって背が高いよなと見上げる。
シンプルな私服姿もまた素敵で。
そして、顔は相変わらずカッコいいな。
あ、睫毛長いな、と気付く。
「あんまジロジロ見んな」
小さな声でボソリと言われた。
「だって、中さんカッコ良すぎるから見惚れちゃいますよ!」
「デカイ声で、そういう事言うな」
そう叱られ、確かに周りに聞かれたら中さんは恥ずかしいか、と反省する。
前から思っていたが、けっこう照れ屋さんなのだろう。
「中さん、写真撮っていいですか?」
「辞めろ」
「じゃあ、電車降りてから」
「辞めろ」
「えー、中さんの写真一枚くらい欲しいな」
そういえば、好きな人が出来たと中さんの事を文人にLINEした時に。
中さんの写真を見てみたい、って言われている事を思い出した。
その時に、まだ中さんの写真がないから、って返したけど。
この感じだと、永遠に写真なんて撮らせてくれなさそうだな。
どうしたものか…。
こうなったら、盗撮?
都会の街を歩くなら車よりも電車の方が動きやすいだろうと。
私も中さんもICカードで乗ってるから、何処で降りても自由だから、適当に降りると言われている。
日曜日の昼前でラッシュではないけど、電車の中はそこそこ人が居て。
私と中さんは扉付近に立っている。
こうやって改めて見ると、中さんって背が高いよなと見上げる。
シンプルな私服姿もまた素敵で。
そして、顔は相変わらずカッコいいな。
あ、睫毛長いな、と気付く。
「あんまジロジロ見んな」
小さな声でボソリと言われた。
「だって、中さんカッコ良すぎるから見惚れちゃいますよ!」
「デカイ声で、そういう事言うな」
そう叱られ、確かに周りに聞かれたら中さんは恥ずかしいか、と反省する。
前から思っていたが、けっこう照れ屋さんなのだろう。
「中さん、写真撮っていいですか?」
「辞めろ」
「じゃあ、電車降りてから」
「辞めろ」
「えー、中さんの写真一枚くらい欲しいな」
そういえば、好きな人が出来たと中さんの事を文人にLINEした時に。
中さんの写真を見てみたい、って言われている事を思い出した。
その時に、まだ中さんの写真がないから、って返したけど。
この感じだと、永遠に写真なんて撮らせてくれなさそうだな。
どうしたものか…。
こうなったら、盗撮?