2年で離婚予定の妻ですが、旦那様が永久溺愛で逃がしてくれません
「じ、じゃあ、『斗真と私はずっと一緒なんだから』っていうのは……私、斗真さんたちが大学院生の時に偶然聞いて……」
斗真さんと春海さんは顔を見合わせて首を傾げる。
「そんなこと言ったか?」
「言ったかしら。あ、でも修士1年の時幸斗にプロポーズされて、斗真が義兄になるっていう意味で浮かれてそんな言い方はしてたかも」
え……そういうこと?
全部私の勘違い……?
「お、おいっ瑞穂!」
へなへなと力が抜けて膝の力が抜けた私を、斗真さんが支える。
「斗真さん、ごめんなさい。私ずっと勘違いしてて……」
「いや、勘違いさせたこっちも悪い。春海が幸斗のパートナーだということをもっと早く言えばよかった」
斗真さんは私をぎゅっと抱きしめる。
「俺が愛してるのは瑞穂だけだ。その言葉に嘘はない」
涙が止まらない私は、斗真さんの胸で声を上げて泣いた。
騒ぎを聞いて駆け付けた幸斗さんが、
「さすがだ千尋!やっぱり俺にはお前しかいない。お前のことを心から愛してる!」
と春海さんを思いきり抱きしめたのは、それから十分後のこと。
斗真さんと春海さんは顔を見合わせて首を傾げる。
「そんなこと言ったか?」
「言ったかしら。あ、でも修士1年の時幸斗にプロポーズされて、斗真が義兄になるっていう意味で浮かれてそんな言い方はしてたかも」
え……そういうこと?
全部私の勘違い……?
「お、おいっ瑞穂!」
へなへなと力が抜けて膝の力が抜けた私を、斗真さんが支える。
「斗真さん、ごめんなさい。私ずっと勘違いしてて……」
「いや、勘違いさせたこっちも悪い。春海が幸斗のパートナーだということをもっと早く言えばよかった」
斗真さんは私をぎゅっと抱きしめる。
「俺が愛してるのは瑞穂だけだ。その言葉に嘘はない」
涙が止まらない私は、斗真さんの胸で声を上げて泣いた。
騒ぎを聞いて駆け付けた幸斗さんが、
「さすがだ千尋!やっぱり俺にはお前しかいない。お前のことを心から愛してる!」
と春海さんを思いきり抱きしめたのは、それから十分後のこと。