2年で離婚予定の妻ですが、旦那様が永久溺愛で逃がしてくれません
翌日、斗真さんが『行きたいところがある』と言い、どこへ向かうのかも知らされないまま彼は車を走らせた。
数十分後、赤い三角屋根の白い邸宅の前の駐車場に到着した。
レストランかな?まだランチを食べるには早い時間だけど……
疑問に思いながら、斗真さんが愛菜を抱っこしてくれて共に扉を入る。
天井の高いホテルのロビーのような空間が広がっていて、どうもレストランではなさそうだ。
黒いスーツにハイビスカス柄のスカーフを巻いた女性が三人、丁寧に頭を下げて私たちを迎えてくれる。
「本宮様、お待ちしておりました」
「ああ、今日はよろしくお願いします」
「え?よろしくって何を」
「じゃあ瑞穂、あとで」
私の質問に答えることなく、斗真さんは愛菜を連れたまま女性のひとりに案内されて去っていく。
数十分後、赤い三角屋根の白い邸宅の前の駐車場に到着した。
レストランかな?まだランチを食べるには早い時間だけど……
疑問に思いながら、斗真さんが愛菜を抱っこしてくれて共に扉を入る。
天井の高いホテルのロビーのような空間が広がっていて、どうもレストランではなさそうだ。
黒いスーツにハイビスカス柄のスカーフを巻いた女性が三人、丁寧に頭を下げて私たちを迎えてくれる。
「本宮様、お待ちしておりました」
「ああ、今日はよろしくお願いします」
「え?よろしくって何を」
「じゃあ瑞穂、あとで」
私の質問に答えることなく、斗真さんは愛菜を連れたまま女性のひとりに案内されて去っていく。