2年で離婚予定の妻ですが、旦那様が永久溺愛で逃がしてくれません
突然のことに私はしばしフリーズ。
斗真さんのそのセクシーな唇に見惚れながら、心臓が早鐘を打ち始める。
唇を離した斗真さんに、動揺を悟られまいと大袈裟にははっと笑う。
「ドジっちゃいました。ダメですね、もっと料理上手にならないと――」
不意に肩を抱き寄せられ、私の体は勢いづいて斗真さんの逞しい胸にくっついた。
「と、斗真さ……?」
早鐘どころじゃない。暴れる心音が斗真さんに伝わってしまわないか心配になる。
「瑞穂、その男は……」
斗真さんの声が耳元の空気を揺らす。
「は、はい?」
彼はそのまま沈黙した。
どうしていいかわからない私は、斗真さんの腕の中で石のように固まったままだ。
少しして彼がゆっくり体を離し、顔を背けた。
「着替えてくる」
茫然とする私をよそに、斗真さんは寝室へと入っていった。
斗真さんのそのセクシーな唇に見惚れながら、心臓が早鐘を打ち始める。
唇を離した斗真さんに、動揺を悟られまいと大袈裟にははっと笑う。
「ドジっちゃいました。ダメですね、もっと料理上手にならないと――」
不意に肩を抱き寄せられ、私の体は勢いづいて斗真さんの逞しい胸にくっついた。
「と、斗真さ……?」
早鐘どころじゃない。暴れる心音が斗真さんに伝わってしまわないか心配になる。
「瑞穂、その男は……」
斗真さんの声が耳元の空気を揺らす。
「は、はい?」
彼はそのまま沈黙した。
どうしていいかわからない私は、斗真さんの腕の中で石のように固まったままだ。
少しして彼がゆっくり体を離し、顔を背けた。
「着替えてくる」
茫然とする私をよそに、斗真さんは寝室へと入っていった。