心に♪留まる
10頁 嬉しい

【選択肢···護る?護らない?】


工藤の母・涼子は、流の気持ちが
嬉しかった。

「流ちゃん。
もう、充分よ。
ありがとう。
貴方を看病したのは、
私が、やりたかっただけ
一颯も小豆も心配していたから。
本当にありがとう。
次からは、きちんと
玄関から遊びに来て。」と。

流は、嬉しかった。
涼子の言葉に心が温まる?

小豆の頭を撫でると
小豆も流を見上げる

「かわいい子。」
と、言いながら
流は、小豆の頭を撫でている。

一颯も頷いていた。 


一颯は、流の笑う顔が好きだ。
心から笑っている。

守りたい?とかでなくて
そのままでいて欲しい。

出来るなら自分のそばに
と、願ってしまった。

流は、貴子の話を
二人にした。

どうして
そんな事を言われないと
行けないのか 
金持ちの考えや
心許無い事を言う人の気持ちが
理解できない。

自分も流にあの時
当たったくせに。

この人は、
ずっと、こうやって
生きてきたのか
と、思うと
一颯は、たまらない気持ちだった。
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