心に♪留まる
21頁 挨拶
【選択肢···幸せを願う?願わない?】
流は、恋愛や人を愛する
他人と過ごす
他人を思いやる
その意味が深くわからなかった。
だけど
一颯のそばは温かくて
涼子のそばは安心できて
寛げた。
それは、兄、琉生とは違う
池谷とも違うもので
運転手の川中に近い物だった。
一颯の家から帰るときに
川中さんに連絡をして迎えに
来てもらった。
その時、一颯も涼子も
川中に何度もお礼を言って
川中は、恐縮していた。
流は、自宅に戻ってから
兄の琉生と話しをした。
琉生は、流の思うように
やらせてやりたい
いつまでも糸風グループに
関わらせたくないと
ずっと思っていたから
「一度、
一颯君と一颯の母、涼子さんと
会って話がしたい。」
と、言うと
流は、驚いたが
兄の気持ちが嬉しかった。
一颯と涼子に伝えると
涼子から
「何もないし、狭いところだけど
家に来なさい。」
と、言われた。
「その日は、池谷さんと川中さんも
一緒に来て欲しい。」
と、涼子は言った。
土曜日は、保育園もあるので
日曜日の10時に工藤家へ
集まった。