心に♪留まる
9頁 恩返し
【選択肢···お礼をする?お礼をしない?】
糸風さんが
起きて生活が出来るまで
ひと月かかった。
本当は、まだ本調子では
なかったが。
「仕事が詰まっている。」
と、言って帰って行った。
彼女が帰ってから
ポカンと穴が空いたようだった。
小豆も寂しそうにしていた。
彼女が帰ってから
ひと月後の日曜日····
彼女はやってきて
保育園の草むしりや花植え
俺と母さんに
手料理やデザートを
作って帰る日を送った。
最初は、びっくりしたが
彼女の作る料理が美味しいのと
モクモクと作業する
糸風さんに母は、嬉しそうだった。
俺達は、三人と一匹で
そんな、日々を過ごした。