切れない縁3 南関東営業所
そして、数ヶ月後の営業所の草津温泉への慰安旅行へ。

あの総務の3人組は、本当にあからさまに井上くんにしつこくしていた。

そんなモテモテの井上くんは、カラオケで平田くんと動き回りながら?場を盛り上げていた。

私の隣りの経理部の先輩は…
「井上くんて、もっと王子様的な紳士だと思ってたけど、全然違った〜。ちょっとあの踊りは引くわ」と呟いていた。

私は、きっと井上くんはモテないように、幻滅されるように、ワザとそうしたのではないだろうかと思った。

酔っぱらった平田くんを介抱して面倒をみていたのに、温泉街のお土産屋さんへ向かう私達に着いてきた。

あの総務の3人組には喫茶店へ先行くように指示し、後で合流すると言って私達に付いてきたが…
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