私が恋した10人の男たち




そんな話をしながらマキと途中まで一緒に帰った。


次の日が休みだったからこーちゃんの家に泊まるつもりで荷物を持ってきてた。


マキと別れ、こーちゃんに今解散したよと伝えた。


待ってる!と、返事がきたので
コンビニでお菓子や飲み物を買ってこーちゃんの家に向かった。


ピンポーン


「マミー?上がっていいよー!」


中から声が聞こえたので
お邪魔しますと言って入った。


こーちゃんはもうお風呂に入ったみたいで
スウェット姿でゲームをしていた。


「まだゲームしてたんだね」


「さっきまでみんなでスマブラしてた」


「和樹も来てたんでしょ?」


「そー!マミはマキとカラオケ楽しかった?」


私達はお互いの予定をメールでちょくちょく話してた。


「うん。そのあと公園でちょっと話してた」


「なに話してたの?」


さすがにこの流れで言うのもちょっとな…


「後で話すから私もお風呂借りていい?」


「ん?うんいいよ!」


とりあえず今日その話をぶっ込んで
その流れになったとしてもいいように念入りにお風呂に入った。


この日たまたまこーちゃんのお父さんは出張中で留守だった。


そーゆー流れになっても気にならないかな?

とか

今まで私が経験無いと思って大事にしてくれてたのかな?

とか


色々考えながら1時間くらいお風呂を借りて上がった。


それからはさっきの話が無かったかのように夜ご飯食べたりゲームしたり。


気付いたら夜になってた。


2人で並んで歯磨きして
寝るか!ってこーちゃんが言ってベットに入った。


「あ、そーいえば話ってなに?」


(・・)ん?


「さっき後で話すって言ってたやつなに?」


これ言われるまですっかりさっぱり忘れてた私。


「あ、そうだった」


なんか思い出して言うの恥ずかしいな。


しかもベットにinしてしまってる。


誘ってるみたいやないかい。


と思いながら言うのを渋ってると
いきなり、






「え!なに?!怖い!!別れ話なら俺ムリだから!!絶対別れないから!!ムリだから!!」







と、こーちゃんは急に大声で立ち上がりながら叫び出した。





いや落ち着けよ。
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