死神キューピッド
「柚、お前はちゃんと生きろよ。最期まで、ちゃんと生きろ。頼むから。……そうしないと、いつか柚がこっちの世界に来た時に、俺はお前に会えなくなる。……二度と、お前と会えなくなるんだよ」
苦しそうに吐き出した虹太の言葉を、受け止める。
「わかった。虹太が言うことなら、守る。命がけで守るよ。だって、万が一にも虹太に会えなくなったら困るから」
ギュッと虹太の手を握る。
虹太がどこにも行かないように。
「だから虹太、行かないで。お願いだから、消えないで」
「ごめんな、柚。もう、タイムリミットだ」
―――え?
「ちょ、ちょっと待って、虹太?」
見上げた虹太の横顔がひしゃげて、薄くなっていく。
窓から差し込む太陽の光に、虹太の笑顔は溶けてなくなった。
「バイバイ、柚。大好きだよ。つうか、多分、愛してる」
そんな虹太らしい言葉を残して。
苦しそうに吐き出した虹太の言葉を、受け止める。
「わかった。虹太が言うことなら、守る。命がけで守るよ。だって、万が一にも虹太に会えなくなったら困るから」
ギュッと虹太の手を握る。
虹太がどこにも行かないように。
「だから虹太、行かないで。お願いだから、消えないで」
「ごめんな、柚。もう、タイムリミットだ」
―――え?
「ちょ、ちょっと待って、虹太?」
見上げた虹太の横顔がひしゃげて、薄くなっていく。
窓から差し込む太陽の光に、虹太の笑顔は溶けてなくなった。
「バイバイ、柚。大好きだよ。つうか、多分、愛してる」
そんな虹太らしい言葉を残して。