初恋と約束が叶う未来まで

  楽しかった夕食も終わり、私達は自習室の席に着いた。

  点呼を取り終わると今日の記録としてしおりを埋めはじめた。

 水族館楽しかったなぁ…クラゲにイルカ思い出しても可愛い。
リュックについてる白イルカのキーホルダー、絢ちゃんがお揃いで買ってくれた。ずっと大事にしよう。

 「夕栖…喜び過ぎ。ニヤついてるぞ…」

  央ちゃんに指摘され、私は顔を手で覆った。

 「本当によく分かるよな…俺が見る限り顔変わってなかったぞ!」

  恭平くんが不思議そうに…私の顔を見て納得していた。

 「二人長いの?」

  蘇芳くんが聞いてきた。

 「そうだな…保育園からずっと一緒にいるな。」

 「幼馴染居ないから分からないけど、いつも一緒にいて嫌になったり、喧嘩したりしないの?」

 「喧嘩したことないな…隣にいないとなんか落ち着かない。」

  初めて聞くことばかり…私にとって嬉しい話ばかりで…後が怖くなった……。

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