初恋と約束が叶う未来まで
「夏休み終わったら修学旅行だよ!楽しみ〜♪」
そう言うと紬來ちゃんは、お箸でミートボールを掴むと口に運んだ。
「そうだった!…私、準備まだだ…」
「だと思った…手伝うか?」
小説を読んでいた央ちゃんがいつの間にかこっちを見ていた。
「夏休み中、買い物行こうかなって思ってたの…」
「一緒に行くか?」
「良いの?」
「私も恭くんと買い物に行くから一緒に行かない?」
紬來ちゃんは、恭平くん腕を絡ませて提案した。恭平くんが頷くと紬來ちゃんが、日時はグープメールに送る!と話がまとまった?
「そろそろ戻らないと5限目始まるな…」
もうそんな時間か…央ちゃんの一言でみんな片付け始めた。
先に立ち上がると央ちゃんが扉を開けてもたれかかっている。
本当カッコいいな…。
私達が校舎に入ると開けてくれてた扉を閉め隣を歩く。