春風、漫ろに舞う
「あの、今からなにが始まるんですか?」
「飲み比べ大会…と言ったところかなあ。
毎回、宴会の余興なの。
藤雅と藤くんが最後まで残るんだけど、いっつも藤くんたら藤雅に負けてるのよ。」
藤雅のお母さんは、くすくす笑いながら話してくれた。
飲み比べ…。
大丈夫かな、あんまり無理はして欲しくないし…。
急性アルコール中毒とか、心配。
「十葵くん達は割と早くから潰れてるの。
ふーじーくーん!頑張って〜!」
応援している藤雅のお母さんにつられて、上座を見ると。
藤雅は涼しい顔で、大盃を手にしていた。
言われてた通り十葵はもう限界なようで、気持ち悪そうにしている。
青い顔をしていて、いつものイケメン顔が台無しだ。
「飲み比べ大会…と言ったところかなあ。
毎回、宴会の余興なの。
藤雅と藤くんが最後まで残るんだけど、いっつも藤くんたら藤雅に負けてるのよ。」
藤雅のお母さんは、くすくす笑いながら話してくれた。
飲み比べ…。
大丈夫かな、あんまり無理はして欲しくないし…。
急性アルコール中毒とか、心配。
「十葵くん達は割と早くから潰れてるの。
ふーじーくーん!頑張って〜!」
応援している藤雅のお母さんにつられて、上座を見ると。
藤雅は涼しい顔で、大盃を手にしていた。
言われてた通り十葵はもう限界なようで、気持ち悪そうにしている。
青い顔をしていて、いつものイケメン顔が台無しだ。