春風、漫ろに舞う
単調
翌日。
バスと電車を乗り継いで、やっとの思いで帰ってきた時には既に日付が変わる寸前だった。
藤雅からの電話もメッセージも沢山来ていたけど、全部無視して。
十葵や蒼樹さんからも連絡があった。
「巡、大丈夫?」
「大丈夫だよ。
ごめんね、心配かけて。
昨日ちょっと寝不足であんまり寝れてなくてね。」
心配そうにわたしを見る瑛に笑ってみせるけれど、やっぱり心配そうにしていて。
瑛が淹れてくれたハーブティーを飲みながら、自分たちの出番を待つ。
今日は屋外ライブだから、熱中症にもなりやすいし気をつけないと。
フリーライブだからって手は抜けない。
「おい巡!携帯鳴ってんぞ!」
「あー…いいの。無視しておいて。」
「ったく、いいのかよ。
今度の花火大会の運営とかだったら、どうすんだよ。」
「第二連絡先の柊のところに行くから大丈夫だよ。
それに、今は打ち合わせすることももう無いし。」
バスと電車を乗り継いで、やっとの思いで帰ってきた時には既に日付が変わる寸前だった。
藤雅からの電話もメッセージも沢山来ていたけど、全部無視して。
十葵や蒼樹さんからも連絡があった。
「巡、大丈夫?」
「大丈夫だよ。
ごめんね、心配かけて。
昨日ちょっと寝不足であんまり寝れてなくてね。」
心配そうにわたしを見る瑛に笑ってみせるけれど、やっぱり心配そうにしていて。
瑛が淹れてくれたハーブティーを飲みながら、自分たちの出番を待つ。
今日は屋外ライブだから、熱中症にもなりやすいし気をつけないと。
フリーライブだからって手は抜けない。
「おい巡!携帯鳴ってんぞ!」
「あー…いいの。無視しておいて。」
「ったく、いいのかよ。
今度の花火大会の運営とかだったら、どうすんだよ。」
「第二連絡先の柊のところに行くから大丈夫だよ。
それに、今は打ち合わせすることももう無いし。」