春風、漫ろに舞う
柊はいつもこうやって色々考えてくれる。
バンドが良くなっていくように。
その気持ちがすごく嬉しくて、夜通し語り明かした事だって何度もある。
「僕が考えたリストはこんな感じ。」
「あ、ありがとう。
あと2つくらい時間的に入れれそうだから、わたしも何にしようか迷ってたの。」
柊が書いてきてくれたリストを見る。
ほとんど、わたしが思ってたものと大差なくて少し安心した。
「うん。
まずは巡に相談したかったから。」
「そんな事しなくていいのに。
柊がリーダーなんだから。」
「…僕はそうは思ってない。
巡がどうしても、と僕を勧めるから引き受けただけ。」
「はいはい。
柊が1番しっかりしてるから、打ち合わせとかそういうのは任せたかったの。
わたしはほら、メンバー以外と話すの得意じゃないし…むしろ出来ないから。」
得意不得意だよ、って。
それだけ言って、話を戻すと。
柊はそれ以上言ってこなかった。
バンドが良くなっていくように。
その気持ちがすごく嬉しくて、夜通し語り明かした事だって何度もある。
「僕が考えたリストはこんな感じ。」
「あ、ありがとう。
あと2つくらい時間的に入れれそうだから、わたしも何にしようか迷ってたの。」
柊が書いてきてくれたリストを見る。
ほとんど、わたしが思ってたものと大差なくて少し安心した。
「うん。
まずは巡に相談したかったから。」
「そんな事しなくていいのに。
柊がリーダーなんだから。」
「…僕はそうは思ってない。
巡がどうしても、と僕を勧めるから引き受けただけ。」
「はいはい。
柊が1番しっかりしてるから、打ち合わせとかそういうのは任せたかったの。
わたしはほら、メンバー以外と話すの得意じゃないし…むしろ出来ないから。」
得意不得意だよ、って。
それだけ言って、話を戻すと。
柊はそれ以上言ってこなかった。