春風、漫ろに舞う
「柑奈〜〜。
もしかして、私達に来月の定期テスト…勉強教えて欲しいってことじゃないでしょうね??」
「一緒に勉強会、という名の個別指導ってことかな?」
李月とわたしがそう言うと。
マンガならギクッ!!と音が聞こえるくらい柑奈の顔が変わった。
お世辞にも成績が良いとは言えない柑奈。
日頃の授業する分からないところが多いのか、いつもちんぷんかんぷんな解答を繰り出している。
「い、いつもは…李月に教えてもらってるんだけど…。
今年は、あの芽来様がいるから絶対大丈夫だと思ってるんです!!!」
どんどん目が泳いでいた柑奈は、ついに机におでこをつけている。完全お願いモード。
お願いします!!とこんなに懇願されちゃったら、わたしだってやらないわけにはいかない。
もしかして、私達に来月の定期テスト…勉強教えて欲しいってことじゃないでしょうね??」
「一緒に勉強会、という名の個別指導ってことかな?」
李月とわたしがそう言うと。
マンガならギクッ!!と音が聞こえるくらい柑奈の顔が変わった。
お世辞にも成績が良いとは言えない柑奈。
日頃の授業する分からないところが多いのか、いつもちんぷんかんぷんな解答を繰り出している。
「い、いつもは…李月に教えてもらってるんだけど…。
今年は、あの芽来様がいるから絶対大丈夫だと思ってるんです!!!」
どんどん目が泳いでいた柑奈は、ついに机におでこをつけている。完全お願いモード。
お願いします!!とこんなに懇願されちゃったら、わたしだってやらないわけにはいかない。