春風、漫ろに舞う
「勿論、手順は踏む。
芽来のご両親にも挨拶したいしな。」
「…えっと…。」
どうしよう、なんて言えばいいのかな。
さっきまで強気でいたくせに。
また、逃げたくなってきた。
「その気持ちは、すごい嬉しい。
わたしも藤雅と一緒にいたいから。
…だけど、お母さんのこと…どうやって説得していいか分からない。」
しどろもどろになりながらも。
なんとか言葉にして伝える。
逃げないって決めたから。
ちゃんとする、向き合うって決めた。
「……分かった。
その面に関しては、俺に任せろ。」
「え…?」
藤雅は、しばらく考え込んだあと。
何かを決めたようにわたしにそう言った。
芽来のご両親にも挨拶したいしな。」
「…えっと…。」
どうしよう、なんて言えばいいのかな。
さっきまで強気でいたくせに。
また、逃げたくなってきた。
「その気持ちは、すごい嬉しい。
わたしも藤雅と一緒にいたいから。
…だけど、お母さんのこと…どうやって説得していいか分からない。」
しどろもどろになりながらも。
なんとか言葉にして伝える。
逃げないって決めたから。
ちゃんとする、向き合うって決めた。
「……分かった。
その面に関しては、俺に任せろ。」
「え…?」
藤雅は、しばらく考え込んだあと。
何かを決めたようにわたしにそう言った。