春風、漫ろに舞う
巡
あれから10日ほどが経った。
5月ももう終わりに近づいてきているも、わたしは特になにも変わらない。
バイトをしつつ、定期テストの勉強にも手を出し始めている。
それから、趣味の音楽作りの方にも。
「あ、猫ちゃん。今日もいたの?」
今日もバイト終わりに公園に行くと、いつもの猫がいた。
飼い主がいるであろうに、この猫はわたしが公園に来るといつもいる。
毎回お家を抜け出してきているの?
悪い子だね。気をつけるんだよ。
なんて猫に話しかけながら。
1冊のノートを開く。
勉強で使っているノートの半分くらいの大きさのこのノートは趣味用のもの。
「猫ちゃんはさ、お友達っている?」
言ったところで、返事が返ってくるわけないのに。
そんなこと分かっているのに、わたしはここで猫ちゃんに話しかけるのか日課になっていた。
5月ももう終わりに近づいてきているも、わたしは特になにも変わらない。
バイトをしつつ、定期テストの勉強にも手を出し始めている。
それから、趣味の音楽作りの方にも。
「あ、猫ちゃん。今日もいたの?」
今日もバイト終わりに公園に行くと、いつもの猫がいた。
飼い主がいるであろうに、この猫はわたしが公園に来るといつもいる。
毎回お家を抜け出してきているの?
悪い子だね。気をつけるんだよ。
なんて猫に話しかけながら。
1冊のノートを開く。
勉強で使っているノートの半分くらいの大きさのこのノートは趣味用のもの。
「猫ちゃんはさ、お友達っている?」
言ったところで、返事が返ってくるわけないのに。
そんなこと分かっているのに、わたしはここで猫ちゃんに話しかけるのか日課になっていた。