春風、漫ろに舞う
大きい打ち上げ花火に、小さい花火がポンポンっと沢山咲いていたり。
中には、水上花火なんかもあって。
赤色、水色、紫色に黄色。
一瞬の輝きを放って、ぱっと散っていく。
「綺麗…。」
他にも、ハート型の花火や、ニコちゃんマークの花火もあって。
今、流行っているキャラクターものの花火も上がったりしていた。
「藤雅見て、あれ。
お花の形してるよ。可愛いね。」
「ああ。綺麗だな…。」
花火も終盤に近づいて。
どんどん打ち上がっていく中、わたしはふと思った。
来年もまた。
藤雅と一緒に、見に来れたらいいな。
「……だいすき。」
なんだかふと言いたくなって。
小さくつぶやくと、そのまま藤雅に自分からキスをした。
「俺は愛してる。」
「…聞こえて…っ!」
え、聞こえてたの!?
こんなにドンパチ上がってるから絶対に聞こえてないと思ったのに…。
そう驚いていたのも束の間。
にこっと笑った藤雅は、またわたしに唇を重ねてきた。
夜空に大輪の花が咲く中で。
わたし達は、微笑みあった。
中には、水上花火なんかもあって。
赤色、水色、紫色に黄色。
一瞬の輝きを放って、ぱっと散っていく。
「綺麗…。」
他にも、ハート型の花火や、ニコちゃんマークの花火もあって。
今、流行っているキャラクターものの花火も上がったりしていた。
「藤雅見て、あれ。
お花の形してるよ。可愛いね。」
「ああ。綺麗だな…。」
花火も終盤に近づいて。
どんどん打ち上がっていく中、わたしはふと思った。
来年もまた。
藤雅と一緒に、見に来れたらいいな。
「……だいすき。」
なんだかふと言いたくなって。
小さくつぶやくと、そのまま藤雅に自分からキスをした。
「俺は愛してる。」
「…聞こえて…っ!」
え、聞こえてたの!?
こんなにドンパチ上がってるから絶対に聞こえてないと思ったのに…。
そう驚いていたのも束の間。
にこっと笑った藤雅は、またわたしに唇を重ねてきた。
夜空に大輪の花が咲く中で。
わたし達は、微笑みあった。