春風、漫ろに舞う
待ち遠しい。
早く、来ねえかな。
一分一秒でも離れていたくない。
芽来のことで、俺が知らないことなんてないくらいにしたい。
「…お前は俺のものだ。」
本当は、誰にも会わせない。
ここから1歩も外へ出さない。
お前が視界に映すのは、俺の姿だけ。
お前が耳に入れるものは、俺の声だけ。
俺が用意した部屋で、俺が用意した服を着て。
俺が用意したご飯を食べる。
あいつの世界の全てが、俺になればいいのに。
「…そんなこと、望まねえだろうな。」
芽来は。
俺が出会ってきた女の中で、一番…俺を俺として見てくれた女だ。
俺の立場、俺の金。俺の見た目。
今までの女は全部、それに惹かれて寄って集って。
……俺を見ようとは、しなかった。
だけど、芽来は違う。
最初から俺の中身を見てくれた。
俺がどんなに情けないところを見せても、離れるどころか受け入れてくれた。
早く、来ねえかな。
一分一秒でも離れていたくない。
芽来のことで、俺が知らないことなんてないくらいにしたい。
「…お前は俺のものだ。」
本当は、誰にも会わせない。
ここから1歩も外へ出さない。
お前が視界に映すのは、俺の姿だけ。
お前が耳に入れるものは、俺の声だけ。
俺が用意した部屋で、俺が用意した服を着て。
俺が用意したご飯を食べる。
あいつの世界の全てが、俺になればいいのに。
「…そんなこと、望まねえだろうな。」
芽来は。
俺が出会ってきた女の中で、一番…俺を俺として見てくれた女だ。
俺の立場、俺の金。俺の見た目。
今までの女は全部、それに惹かれて寄って集って。
……俺を見ようとは、しなかった。
だけど、芽来は違う。
最初から俺の中身を見てくれた。
俺がどんなに情けないところを見せても、離れるどころか受け入れてくれた。