春風、漫ろに舞う
「お、落ち着いたら…。
わたしもお会いしたいです。」
『本当か?
そう言われると今すぐにでも会いたくなる。
…今日は忙しかったみたいだが、大丈夫か?』
「あ、はい…!なんとか…!」
それから少し一条さんとお話していると。
お仕事中だったのか電話の奥の方で、一条さんを呼んでいるような声が少し聞こえてきた。
それで電話を切ることになったけど、切る時も、おやすみって言ってくれて。
そういう気遣いがすごく嬉しい。
今日は声が綺麗って褒めてくれたし。
「一条さん…。」
思い出すだけで、気持ちがふわふわする。
こんな感覚初めて。
わたしらしくない…。
一条さんのことを思うと、わたしがわたしじゃなくなる。
こんな事で喜んだりするような人間じゃ無かったはず。
わたしはもっと…合理的で利己的な人間だ。
わたしもお会いしたいです。」
『本当か?
そう言われると今すぐにでも会いたくなる。
…今日は忙しかったみたいだが、大丈夫か?』
「あ、はい…!なんとか…!」
それから少し一条さんとお話していると。
お仕事中だったのか電話の奥の方で、一条さんを呼んでいるような声が少し聞こえてきた。
それで電話を切ることになったけど、切る時も、おやすみって言ってくれて。
そういう気遣いがすごく嬉しい。
今日は声が綺麗って褒めてくれたし。
「一条さん…。」
思い出すだけで、気持ちがふわふわする。
こんな感覚初めて。
わたしらしくない…。
一条さんのことを思うと、わたしがわたしじゃなくなる。
こんな事で喜んだりするような人間じゃ無かったはず。
わたしはもっと…合理的で利己的な人間だ。