春風、漫ろに舞う
一条組
挨拶
一条さんとお付き合いを始めて、数週間経って、学校も夏休みに入った。
思っていたよりもわたしの日常は変わらず、学校がある時は学校に行って週末はライブをして。
時間の合う時には、一条さんとお出かけしたりお家でまったりしたり。
変わったことと言えば、一条さんのことをお名前で呼ぶようになったことくらいだ。
そんな中、一条さん元い藤雅はいきなり。
わたしをご実家…つまり、一条組へと連れて行こうとしていた。
「無理だよ、まだ早いよ。」
「早く挨拶しねえと、傘下の組に通達出せねえんだよ。」
「だから大丈夫だって。
通達なんていらないよ、わたし普通の人だし。」
「だから余計に危ねえんだよ。
芽来大丈夫だから、な?
俺の隣にいるだけでいいから。」
「無理だって…緊張で死ぬ…。」
「そしたら俺も死んでやるから安心しろよ。」
「いや、そこは止めてよ。」
なんて押し問答をもう3日は続けてる。
完成したMVを投稿した時以上に当たり前だが緊張してるし、あの時は結局投稿ボタンを彪に押してもらったくらいだ。
思っていたよりもわたしの日常は変わらず、学校がある時は学校に行って週末はライブをして。
時間の合う時には、一条さんとお出かけしたりお家でまったりしたり。
変わったことと言えば、一条さんのことをお名前で呼ぶようになったことくらいだ。
そんな中、一条さん元い藤雅はいきなり。
わたしをご実家…つまり、一条組へと連れて行こうとしていた。
「無理だよ、まだ早いよ。」
「早く挨拶しねえと、傘下の組に通達出せねえんだよ。」
「だから大丈夫だって。
通達なんていらないよ、わたし普通の人だし。」
「だから余計に危ねえんだよ。
芽来大丈夫だから、な?
俺の隣にいるだけでいいから。」
「無理だって…緊張で死ぬ…。」
「そしたら俺も死んでやるから安心しろよ。」
「いや、そこは止めてよ。」
なんて押し問答をもう3日は続けてる。
完成したMVを投稿した時以上に当たり前だが緊張してるし、あの時は結局投稿ボタンを彪に押してもらったくらいだ。