魔法のいらないシンデレラ
第十四章 花火大会
晴れて社員となった瑠璃は、家族にそう報告するとともに、結婚についても否定した。
最初は驚いていた両親と姉も、どうやらこれまでの瑠璃の行動で察していたらしく、なるほどね、と妙に納得してくれた。
そして瑠璃は、夏のイベントに向けて一気に忙しくなった。
夏休みのお子様向けプランとして、新館の宴会場での縁日、そして星空観察も企画することになった。
自由研究として学校に提出出来るよう、観察シートや星のミニ図鑑を一緒に作るのだ。
そしてなんと言っても、花火大会の屋台。
絶対に成功させなければならないと、瑠璃は奈々と何度も確認し合った。
京都のガラス職人、清河とのやり取りもマメに行い、当日食い違いが起きないように、コミュニケーションをしっかり密にする。
清河からも、当日販売する作品を写真で送ってもらった。
「うわー、かわいい!見てこの小さな風鈴のイヤリング!」
「ほんと!これが手作りだなんて、信じられない。神業だわ」
他にも、帯飾りやかんざしなど、目移りするほど色々なアクセサリーを作ってくれている。
(当日が楽しみ!)
瑠璃は、一層気を引き締めた。
最初は驚いていた両親と姉も、どうやらこれまでの瑠璃の行動で察していたらしく、なるほどね、と妙に納得してくれた。
そして瑠璃は、夏のイベントに向けて一気に忙しくなった。
夏休みのお子様向けプランとして、新館の宴会場での縁日、そして星空観察も企画することになった。
自由研究として学校に提出出来るよう、観察シートや星のミニ図鑑を一緒に作るのだ。
そしてなんと言っても、花火大会の屋台。
絶対に成功させなければならないと、瑠璃は奈々と何度も確認し合った。
京都のガラス職人、清河とのやり取りもマメに行い、当日食い違いが起きないように、コミュニケーションをしっかり密にする。
清河からも、当日販売する作品を写真で送ってもらった。
「うわー、かわいい!見てこの小さな風鈴のイヤリング!」
「ほんと!これが手作りだなんて、信じられない。神業だわ」
他にも、帯飾りやかんざしなど、目移りするほど色々なアクセサリーを作ってくれている。
(当日が楽しみ!)
瑠璃は、一層気を引き締めた。