魔法のいらないシンデレラ
そして瑠璃達、企画広報課が次に取り組む大きなイベントが、クリスマスだ。
12月1日に、館内に一斉にクリスマスの装飾が施される。
今年はどんなテーマでどんなツリーにするか、他の課のメンバーも含め、まさにホテルが総力を上げて取り組む。
メインはもちろんロビーのツリーだが、それ以外にも、館内のあちこちにリースや小さなツリーも飾る。
11月後半になると、業者からたくさんの装飾がホテルに搬入された。
瑠璃達は、どこにどれを置くか、飾り付けはどうするか、など、実物を見ながら細かく打ち合わせをしていく。
瑠璃が早瀬に電話をかけたのは、そんな飾りの配置がひと通り決まったあとだった。
「瑠璃さん!」
フロントでの引き継ぎ業務が終わり、企画広報課にやって来た早瀬は、廊下にいた瑠璃に声をかける。
早瀬に気づいた瑠璃が、パッと笑顔を向けた。
12月1日に、館内に一斉にクリスマスの装飾が施される。
今年はどんなテーマでどんなツリーにするか、他の課のメンバーも含め、まさにホテルが総力を上げて取り組む。
メインはもちろんロビーのツリーだが、それ以外にも、館内のあちこちにリースや小さなツリーも飾る。
11月後半になると、業者からたくさんの装飾がホテルに搬入された。
瑠璃達は、どこにどれを置くか、飾り付けはどうするか、など、実物を見ながら細かく打ち合わせをしていく。
瑠璃が早瀬に電話をかけたのは、そんな飾りの配置がひと通り決まったあとだった。
「瑠璃さん!」
フロントでの引き継ぎ業務が終わり、企画広報課にやって来た早瀬は、廊下にいた瑠璃に声をかける。
早瀬に気づいた瑠璃が、パッと笑顔を向けた。