魔法のいらないシンデレラ
電話を切った早瀬は、瑠璃と一緒に台車をエレベーターに載せ、総支配人室に運び込んだ。
ソファの近くで、台車からツリーを下ろす。
白い掛け布を取ると、すでにツリーは飾り付けされていた。
「うわー、きれいだね!」
「本当に?良かったー」
「このピンクの実は何?」
「ペッパーベリーです」
「へえー、かわいいね」
「それより早瀬さん、急がないと!」
そうだった、と慌ててイルミネーションライトをコンセントに繋ぐ。
ちゃんと光るか確認したあと、奥のプライベートルームの通路に行き、一生の部屋のドアにリースを飾った。
そして出口に戻り、最後に部屋の電気を消す。
暗がりの中、窓際に置かれたツリーがきれいに光り、早瀬と瑠璃は、顔を見合わせて微笑んだ。
ソファの近くで、台車からツリーを下ろす。
白い掛け布を取ると、すでにツリーは飾り付けされていた。
「うわー、きれいだね!」
「本当に?良かったー」
「このピンクの実は何?」
「ペッパーベリーです」
「へえー、かわいいね」
「それより早瀬さん、急がないと!」
そうだった、と慌ててイルミネーションライトをコンセントに繋ぐ。
ちゃんと光るか確認したあと、奥のプライベートルームの通路に行き、一生の部屋のドアにリースを飾った。
そして出口に戻り、最後に部屋の電気を消す。
暗がりの中、窓際に置かれたツリーがきれいに光り、早瀬と瑠璃は、顔を見合わせて微笑んだ。