魔法のいらないシンデレラ
第八章 サザンカ
1月の最後の週末。
約束通り、瑠璃は佐知と一緒に、再びホテル フォルトゥーナ東京に来ていた。
日本庭園がある懐石料理のお店ということで、佐知はもちろん和装、瑠璃も白を基調とした振り袖を選んだ。
お店の入口では、着物姿の女将と並んで、総支配人の一生も出迎えてくれた。
「澤山様、早乙女様、本日もご来店ありがとうございます」
「まあ、一生さん。お出迎えありがとう。今年も足繁く、このホテルを利用させて頂くわね」
「ありがとうございます。いつでもお待ち致しております。本年もどうぞよろしくお願い致します」
佐知に頭を下げたあと、一生は瑠璃に向き直り、微笑んだ。
瑠璃も丁寧にお辞儀をする。
佐知の手前、あまり会話は出来ないが、瑠璃はこの総支配人に対して、感謝の気持ちでいっぱいだった。
約束通り、瑠璃は佐知と一緒に、再びホテル フォルトゥーナ東京に来ていた。
日本庭園がある懐石料理のお店ということで、佐知はもちろん和装、瑠璃も白を基調とした振り袖を選んだ。
お店の入口では、着物姿の女将と並んで、総支配人の一生も出迎えてくれた。
「澤山様、早乙女様、本日もご来店ありがとうございます」
「まあ、一生さん。お出迎えありがとう。今年も足繁く、このホテルを利用させて頂くわね」
「ありがとうございます。いつでもお待ち致しております。本年もどうぞよろしくお願い致します」
佐知に頭を下げたあと、一生は瑠璃に向き直り、微笑んだ。
瑠璃も丁寧にお辞儀をする。
佐知の手前、あまり会話は出来ないが、瑠璃はこの総支配人に対して、感謝の気持ちでいっぱいだった。