魔法のいらないシンデレラ
「やっぱりお義兄さんに相談して良かった。私の知らないことばかり。よく考えてみます。ありがとう!」
「どういたしまして」
うやうやしく頭を下げる高志に、瑠璃は、ふふっと笑いかけた。
と、ふいにダイニングテーブルから藍が声をかけてきた。
「瑠璃ー、スマホ鳴ってるわよ」
はいと返事をして、パタパタとテーブルに戻る。
画面を見ると、佐知からの電話だった。
「もしもし、おば様?ごきげんよう」
「ごきげんよう、瑠璃ちゃん。急なんだけど、明日ってご予定どうかしら?」
「明日…土曜日ですよね。特に何もないです」
「そう?良かった!」
佐知の声のトーンが上がる。
「じゃあ、うちにいらして頂けない?折り入ってお話があるの」
「え、何でしょうか?」
「詳しくは明日ね。10時に和樹に迎えに行かせるわ。お待ちしています。ではごきげんよう」
またもや一方的に電話は切れた。
(お話ってなにかしら…)
佐知の話しぶりから、悪いことではないらしいが、瑠璃はさっぱり見当がつかなかった。
「どういたしまして」
うやうやしく頭を下げる高志に、瑠璃は、ふふっと笑いかけた。
と、ふいにダイニングテーブルから藍が声をかけてきた。
「瑠璃ー、スマホ鳴ってるわよ」
はいと返事をして、パタパタとテーブルに戻る。
画面を見ると、佐知からの電話だった。
「もしもし、おば様?ごきげんよう」
「ごきげんよう、瑠璃ちゃん。急なんだけど、明日ってご予定どうかしら?」
「明日…土曜日ですよね。特に何もないです」
「そう?良かった!」
佐知の声のトーンが上がる。
「じゃあ、うちにいらして頂けない?折り入ってお話があるの」
「え、何でしょうか?」
「詳しくは明日ね。10時に和樹に迎えに行かせるわ。お待ちしています。ではごきげんよう」
またもや一方的に電話は切れた。
(お話ってなにかしら…)
佐知の話しぶりから、悪いことではないらしいが、瑠璃はさっぱり見当がつかなかった。