魔法のいらないシンデレラ
第十一章 仕事始め
次の週の土曜日、4月1日に、佐知と瑠璃はホテルでの撮影に臨んでいた。
まずはホテルの美容室で、ヘアメイクをしてもらう。
鏡に映る自分を見ながら、瑠璃はぼんやりと最近のことを思い出していた。
先週の打ち合わせで撮影のことが決まってから今日まで、仕事の引き継ぎをし、無事に契約満了となった。
仕事がなくなったら、もぬけの殻のようになるかと思っていたが、今日の撮影のことで頭がいっぱいで、実際はそんなに落ち込まずに済んだ。
ヘアメイクのあと、ホテル側が用意してくれた振り袖を着付けてもらう。
準備が整うと、まずは二人の桜並木の撮影から始まった。
カメラマンは、もちろん古谷だ。
気心が知れたもの同士、和やかな雰囲気で撮影は進み、天気に恵まれたこともあって、満開の桜は美しく鮮やかに写真に収まった。
まずはホテルの美容室で、ヘアメイクをしてもらう。
鏡に映る自分を見ながら、瑠璃はぼんやりと最近のことを思い出していた。
先週の打ち合わせで撮影のことが決まってから今日まで、仕事の引き継ぎをし、無事に契約満了となった。
仕事がなくなったら、もぬけの殻のようになるかと思っていたが、今日の撮影のことで頭がいっぱいで、実際はそんなに落ち込まずに済んだ。
ヘアメイクのあと、ホテル側が用意してくれた振り袖を着付けてもらう。
準備が整うと、まずは二人の桜並木の撮影から始まった。
カメラマンは、もちろん古谷だ。
気心が知れたもの同士、和やかな雰囲気で撮影は進み、天気に恵まれたこともあって、満開の桜は美しく鮮やかに写真に収まった。