猫の仮面は苦しくて
マモル
「ねえねえ、ひどくない?猫の面を被っているものをみた場合は、殺される前に逃げろだって」
一人の少年がそう呟く
「僕は、悪い人しか殺さないのにねぇ…」
そう。この少年こそが連続殺人事件の犯人なのだ
「ねえねえ、あんたもそう思うよね……?」
空を見上げながら悲しそうな声で呟く
「強く……誰よりも強く……そうしないと……」
「僕も殺されちゃう」
殺される前に殺す。そうでしょ?
もう、犠牲者をださないように…
僕の手が血だらけになってでも
守らなければ……
あれ?