逃すもんか
翌朝、会社に早めに来て北野さんの出社してくるのを待っていたゆかり。

「おはようございます」と北野さんが出社したので、「北野さん、ちょっと…」と腕を引っ張って階段へ

「どうしたのゆかりちゃん。」

「はい。すみません。あの昨日の晩に大崎さんからお2人のお祝いをしたいので、4人で食事したいけど、いつだとお2人の都合が良いか私が聞く事にしまして〜」

「え、嬉しい。じゃあ平岡さんにメールしてみるけど、平日の会社帰りでも良いかな?
週末はいろいろと家族で相談とかあって…」

「はい。大崎さんとも平日が良いかなって話してたんです。
場所はあのイタリアンレストランの個室が空いてたら個室を予約するって言ってました。」

「うん。じゃあ、明日か明後日?か、来週の平日かな?
まぁ平岡さんも平日なら大丈夫だと思うけど…
平岡さんなら〜今日!って言うかもしれないわよ〜クスクス。」

「ハハ。あり得ますね〜」
2人でクスクス笑いながら、部署に戻った。
早速北野さんは、メールしていた。

するとブーブと返事がきたようだ。
返信ハヤッ!

「ゆかりちゃん。明日だって!ふふふ。」

「了解です。私もメールします。」
私も大崎さんへメールした。

ブーブ 大崎さんも返信ハヤッ!
可愛いうさぎのOKスタンプと、
予約と個室の空きを確認すると返ってきた。

私もOKスタンプを返した。
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