逃すもんか
4人で、
急展開の話しや、お父さんたちがドンドン結婚式の事を進めている事。

新居はどちらの実家にも行き来しやすい所と思っている事。

とりあえず、来月の結納が済んだら会社へ2人の婚約を伝える事
をイタリアンのコース料理を食べながら、話しを聞いた。

「婚約指輪は…」

「中島さん聞いてよ〜
まだ正式なプロポーズしてないのに親父たちに結婚式の日取りまで決められてさ〜
だから、美桜の気に入った婚約指輪にしようと思ったんだ!
その時に結婚指輪も決めるつもりなんだ〜」

「ふふふ。北野さん良かったですね!
気に入った婚約指輪と結婚指輪を選べて。」

「うん。これだけはお父さんたちも私たちに任せてくれてるの。
でも、高級ブランドや日本の宝飾店のモノとか〜
本当にいろいろあるから私の好みのデザインがあるかなぁって昨日からネットで調べてるのよ」
平岡さんはニコニコでウンウン頷いている。

「平岡さん、顔がとろけそうですよ。」

「史弥、だってさ〜嬉しくてさ〜
だから毎晩電話してるんだ〜」

「平岡さんが、溺愛宇宙人になったぞ!
平岡さん、絶対に北野さんを幸せにして下さいね。」

「当たり前だろ〜」

北野さんもにっこり微笑んで頷いた。
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