逃すもんか
「あ、それと前にも話しをしたけどオレには【夢】があるからさ〜
その…あんまりたくさんデートできないかもしれない…
でも、記念日とか誕生日には食事へでかけような!」
「はい!大崎さんには【夢】があるのを承知で告白したし、大崎さんの夢をそばで応援したいんです。」
「ありがとう。本当にこんなオレを好きになってくれてありがとう。」
と史弥はゆかりを抱きしめた。
「あ、大崎さん…」
そして史弥は、ゆかりにキスをした。
「これで正真正銘 オレの彼女。ね。」
「キスが…彼女の証明……」
「オレも平岡さんみたいに毎晩電話して、
ウザイヤツになりそうだけど、これからゆかりのことを大切にするからな。」
「ハイ。私も大崎さんのことを大切にするし、大崎さんの【夢】応援隊長に就任します!」
「ハハ。ありがとうゆかり。
ゆかりが応援隊長なら、百人力だわ〜」とまたゆかりを抱きしめゆかりの耳もとで
「大好きだよ。ゆかり」と囁いた。
ゆかりも恥ずかしかったが、史弥の胸に顔をうずめるように
「私も好きです。」と言って史弥の背中に手を回してぎゅーと抱きついた。