逃すもんか
部屋に入って、まずベッドへダイブしたゆかり。

枕に顔をくっつけて
「きゃあ〜! 大崎さんに告白したら、本当に私の彼になったぁ〜!嬉しい。
応援隊長にもなったし、大崎さんの彼女として頑張ろう。オ〜

お風呂に入って、今夜は寝よう!」

ゆかりは、お風呂に入っても史弥の言葉を思い出してはニヤニヤしていた。

携帯がピロンと鳴り、開くと大崎さんからで、

「今、アパートに着いた。おやすみゆかり。
フミヤ」

「おやすみなさい。ゆかり」と返信した。

彼氏ができるってこんな感じなの?

元カレとはこんなドキドキした感じなかったよ?

まだドキドキしてるし〜ソワソワしちゃう…

大崎さん、おやすみなさ〜い。

いろんなことの許容範囲を超えたゆかりは、すぐに眠ってしまった。
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