逃すもんか
翌日、本屋さんで待ち合わせ。

私は雑誌コーナーにいると大崎さんにメールした。
大崎さんからは、今、仕事が終わったからこれから向かうと返信があった。

お料理の雑誌を読んでいた。
いろいろと美味しそうな料理が載っていた。
これなら、私にも作れそうだと思い、雑誌を買う。

ちょうど大崎さんが雑誌コーナーに来た。
「ゴメンな、修理の受付があって遅くなった。」

「大丈夫です。私にも作れそうな料理の雑誌買ったんですよ。」

「そうか。明日は何を作るかも相談しような」

「はい。」

「じゃあ、行こうか。電車よりタクシーにしよう。」

「はい。」

タクシーでカフェレストランへ。
「これから行くカフェレストランは、前に話した田村先輩が住んでいた所の近くで、気になって入ったらハンバーグがおすすめのお店でめっちゃくちゃ美味しくてさ〜
それ以来、田村先輩がフランスへ行ってからも何度かその店に食べに行ったんだ。
ドリアも美味かったし、牛肉の赤ワイン煮っていうのも美味かった。」

「うわぁ〜。美味しそう…悩む」

「ハハ。何度も行って全メニュー制覇する？」

「それもいいかも〜クスクス」
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