逃すもんか
控え室を出ると奥の控え室からガヤガヤとパパママたちとゆかりも出てきた。
「お!大崎くん。参列してくれてありがとう。」と平岡パパ。
「本日は誠におめでとうございます!」
「ありがとう! 大崎くんも、誠二もチャペルで席につこう。」
「はい」後ろを振り返るとゆかりはママさんたちとこちらへ歩いていた。
オレが手を挙げるとゆかりも手を振った。
平岡ママが
「柊一に聞いたけど、2人もお付き合いしたそうね。ウチのバーベキューパーティーは縁起が良いみないね! ふふふ」
「はい。平岡さんのおかげです。ありがとうございます」
「ふふふ。良かった。さぁチャペルへ行きましょうね。」
「はい」